泣ける話
ハーちゃん

投稿者: kr
^ 2008/04/25 11:26

4年前おかんの新しい旦那の知り合いの都合でオレん家で飼うことになった猫。
ハチ。
もううちに来た時はけっこう大きかったよね…
最初は新しい環境に驚いて家中を逃げ腰で嗅ぎ周ってたね。
でもオレはハチに早く懐いてもらいたくてずっとソファーでじっとしてハチが寄ってくるのを待った。
1日中。
そしたらその日のうちに少しずつ少しずつ近くにきてさ。
夜には撫でさせてくれたよね。
それから毎日オレの部屋で寝て、時々オレの上に寝てさ。
あの時は本当に幸せだったよ。
仕事から帰ってくるとすぐスリスリし始めていつまでもスリスリしてたよね。
オレはそれが嬉しくて、大好きで、遊びに行ってもハチのことが頭から離れなくてすぐ帰ったんだよ。
それから2年が過ぎ、オレにもやっとこさ彼女が出来てさ。
少しだけ帰る時間が遅くなった。
それでも帰ってくるたびにスリスリしてくれて…
それで、彼女にハチのこと見せたくて、連れてきた日。
ハチはいつもと違った。
声が低く、同じ場所から動こうとしなかった。
ごめんね。
病気だったんだね…
苦しかったんだね…
うちはかなり貧乏で生活するのがやっとだった。
だからハチのことを病院に連れて行けなかった。
心配だけしても治す努力をしなきゃ意味ないよね…
ごめんね…
元気がないハチを見せてあげたけどオレは彼女なんかよりもハチのことばかり気になって、彼女を家まで送ってすぐ帰宅した。
ずっとハチに寄り添って、声をかけた。
その度に声を絞り出して返事してくれたね…
そんな苦しい中でもオレの部屋まで付いて来て、自分であけた障子の通り道から入ろうとするのにそんな元気もなくて、そっと障子を開けてあげるとゆっくり入ってきてまた一緒に布団で寝てくれたよね。
暖かかった。
ハチのぎこちない苦しそうなゴロゴロがずっと聞こえてたよ。
だから安心して眠れた。
そして次の日。
朝、昨日と変わらず苦しそうにないてた。
でもオレは仕事に行っちゃったよね。
仕事も手つかずだった。
定時であがり急いで帰った。
そしたらハチが出迎えなくてね…
名前を呼びながら家中を走り回った。
どこにもいなくて、自分の部屋に戻ったらさ…
布団の上で丸まってた。
冷たくなって。


今でもハチのあの声、あの姿はしっかり覚えてるよ。
オレがハチの所に行くまで待っててね。


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泣ける、感動したら


[1]Re: ハーちゃん
^2008/07/26 04:04
投稿者: わし

なんか泣けた


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