泣ける話
べるちゃン

投稿者: さあか
^ 2008/04/20 03:25


あたしが小学2年生の時に
パパが犬を持って帰って来ました。
真っ白な綺麗な毛に
ピンク色の可愛い鼻。
そして鋭い目。
名前わベルに決まりました。

ベルが来てから家族の笑顔が増えた。
みンなで散歩に行ったり
みンなでお風呂に入ったり
すごく充実した生活だった。
あなしが学校から帰ったら
しっぽを振って
[お帰り]
って言ってくれてたね。

私が高校に入ってからも
その生活わ変わらなかった。
夜庭に放してご飯をあげたり
ボールで遊んだり
私が悩んだり*泣いてる時...
静かに隣に座って私を見てたね。
泣きながら抱き付いたら
私の顔を見て[泣かないで]
って涙を優しく舐めてくれたよね。
あたしわベルに支えられてた。
玄関の前で2人で寝っ転がって
星空を見たね。
ベルわ覚えてるかな??

私が高校2年になって
ベルわ急に元気がなくなった。
ご飯も残すようになって
散歩にも行こうとしなくなった。
私が学校から帰ったらあなたわ
もう動く事すら出来なくなってた。

ママとお姉ちゃンがベルを
病院に連れて行った。
私わ元気で帰って来るって
そう思ってた。
だけど帰って来たのわ
ママとお姉ちゃンだけ。
ベルわ検査入院だって。
ママにそう言われてそっかー
くらいにしか考えてなかった。

だけどその日の夜ベルわ死ンだ。
ママが泣きながらあたしの部屋に来て
そう言った。
私わ信用しなかった。
いや,信用できなかった。

次の日普通に学校に行った。
家に帰っておかってに行った。
そしたらベルが帰って来てた。
寝たっきりのベル。
尻尾も振らない。

これわ現実なンだって...
あたしわ部屋に走って
声を出して泣いた。
泣いても*泣いても
涙わ止まらなかった。

あたしわ泣きながらベルの隣に座った。
ベルの体わ冷たくて
鼻と口から血が出ていた。
ベルに抱き付いて泣いた。
[起きてよ]
[散歩行くよ]
[ご飯だよ]
[ベル?ベル?]って何回も話し掛けた。
だけど反応わない。

必死に体を暖めた。
暖めたら動くって
動かないって分かってた。
でも必死に暖めた。
だけど駄目だった。
また部屋に走って泣いた。
あなたの顔を見てるのが辛くて
悲しくて信じたくなかったの。
次の日学校を休ンで
火葬場に行った。
最後のお別れをして...



ベル??
あなたわこの家の家族になって
幸せでしたか??
私わあなたと一緒になれた事
一緒に生活できた事
誇りに思ってます。
今でもあなたを愛してます。
これからもずっとずっと...
ありがとう。


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