俺が小学五年生の時に、誕生日のお祝いで来てくれた、ゴールデンレトリバーの犬。
名前は、ボク。
お母さんが名前を付けたから意味、はわからないけど多分、オスだからボクって名前にしたんだと思う。
小学校の時の散歩はまさに地獄だった、、、。
ボクは気付けば当時の俺と同じぐらいの大きさになっていて、散歩に行けば、小学生の俺は、いつも引きずられてた。
でも俺は、ボクが大好きで学校から、帰るといつも遊んでた。
体は大きかったけど、気のやさしい犬で他の犬とも喧嘩をしたことなんて、なかった。
悲しいときとか、辛いとき不思議と近寄ってきて顔を舐めてくれた。
いつもシッポをふって、玄関まで来てくれた。
俺が、中学生になって、、、
高校生になって、、、
しだいにボクと遊ぶ事も少なくなっていった。
それでも変わらず毎日、シッポをふって来てくれていたね。
俺が19の時、ボクがやたらとセキをするようになり心配になった親が病院につれて行くと、言っていた。
俺は、少し心配しながらも友達と遊んでいた。
親からの電話で、ボクがガンになっている事がわかった。
それも、末期で、もう助かりようがないらしい。
犬は、もともと痛みに鈍い動物らしい%