私が小学2年生。
勉強します!お手伝いします!と、親に頼み込んで念願の犬を飼ってもらうことになった。
名前は、私のヒラメキで、コッキー といぅ、特に意味の無い名前。
雑種で、ベージュの優しい毛の色、耳がタレてて、足先は靴下を履いてるみたいに白くなってて、アンタは、あっといぅまに大きくなっちゃったよね!
力も強くて、いっつも引きずり回されて、ホントっ
散歩が憂鬱だったわよ!
じゃれて飛びかかってくるのはいぃけど、アンタは大きいから、見てる人に、私が襲われてると勘違いされたり(笑)
夏は、船着き場に散歩に行って、冬は山を探検してたね。 私が社会人一年生になる頃ぐらいから、夏が来るたびに夏バテでグッタリして、、 ひげが白くなっちゃったよね。目も、膜がかかったよぅになった 来年の夏は越せるかなぁ… って心配しながら月日が流れて 散歩も、引っ張らなくなっちゃったね 目も白くなっちゃったね 夜に散歩した時に、電柱にぶつかったり、階段が登れなかったり でも、大きなアンタをダッコしようとすると、嫌がってさ どんどん体がヨボヨボになってくのが目に見えた
寝たきりで、すごい奇声で鳴くようになった その場をもがく 私、どうしてあげたら良い? とっても苦しそう。。 御飯を食べれない 水も呑めなくなった 出先だった私に、母からメールがきた。『コッキーお星さまになったよ。お祈りしてあげてね』 心が砕けた 泣いた 私が23歳、コッキーが
家族になって16年、8月の蒸し暑い夜 飛ぶように帰ったが深夜の2時 あいつの小屋の前 いつも帰りを待っててくれてた場所にはダンボールがおいてあり、中には丸まったアンタがいた。 泣いた泣いた泣いた泣いた泣いた泣いた泣いた泣いた泣いた泣
いた泣いた泣いた泣いた泣いた泣いた泣いた泣いた泣いた泣いた泣いた泣いた泣いた泣いた泣いた泣いた泣いた泣いた泣いた泣いた泣いた泣いた。。 鼻水もたらして、出るだけの涙をたらして、アンタの頭を撫でた。 顔をすりよせてはこない。帰って来る私の足音を、もぅ聞きわけてくれない。散歩に連れてってと顔に似合わない可愛い声で鳴いてくれない。 もう、いない いつもと、同じ場所で待っててくれない ダンボールの中には、父、母、お姉、私、コッキーの家族写真が入ってた。 10年前ぐらいに家族で行ったキャンプの時の。。 お母さんが入れたのがすぐわかった。 寂しくないようにって 心にポッカリ穴が空いてしまって、私はからっぽになってたよ。
コッキーがいなくなって、もぅ2年かぁ。。
幸せだった??
私の 最初で最後の犬
今も、あんたを想い
空を仰ぐ
私はあんたに出会えて良かったよ
ありがとぅ
なけましたソ