泣ける話
くいて くいて……

投稿者: りょう
^ 2012/04/01 05:54

自分の話です
動物をみるといつも思い出します
りょうのことをね

小学4年の頃だった
俺と母さんは家の近くで
天体の宿題で月を調べていた

その日の深夜に俺は母さんにおこされて 気づくと
俺の腹の上に猫がいました

俺はなんでいるの?
って聞くと

母さんは今日宿題をしてるときに聞こえなかったの?
猫の鳴き声がしてたんだよ
てっきりあんたが仕掛けて
わざと猫の声を聞かすために
宿題したかとおもったよって

その猫を捕まえたときの状況も聞かされたの覚えてます

その日は嵐のような大雨で
ほんとに崖のような高さの所のテトラポッドの上にダンボールが置いてあってその猫が中にいたと聞かされました

俺は俺が責任もって面倒みるから買ってって言いました
その猫の名前はその日から「りょう」って名になりました
りょうは日に日に成長していきました
ちびな頃はおばあちゃんが
面倒みてくれて
どこそこにトイレしてたのに
だんだん覚えてきて ちゃんと
トイレもできました
そんなこんなで いろいろな成長をしていました

ある日りょうはいなくなりました
俺と家族は必死にさがしました
でも見つけられませんでした

その日の夜りょうは突然 部屋にいました
りょうに怒りました
俺は抱きしめました
つぎの日に
俺とりょうが部屋にいるとき
りょうは玄関にのぼって
なにをするのかなあっておもってたら
きように窓をあけて出ていきました
あーなるほどねって思いました
帰ってくるからそれでいいって思いました
でもそんな考えがだめだったなと今では思います

それから毎日 家に帰ったり外にいったりの繰り返しでした


その頃の俺の家は
母さんと俺と母さんのその頃の彼氏がすんでました
彼氏はニートで働かず 金をつかい 母さんに暴力をして
さらに 口が上手く 世渡り上手な人でした
俺は 二人がなんども 喧嘩して
俺自信がおかしくなるほど
ストレス抱えてたのを覚えてます

これからの話 今もめちゃくちゃ後悔してます
なんで 俺 くそやろーって
ほんとにバカなことをしてたって思います

ある日 りょうが帰って
いつものように部屋にいるころ
りょうは 遊びなつもりだったとおもいます じゃれてたんだとおもいます
俺をかんできました
俺は なぜかイラってきたのか
りょうをなんどもたたいていました

それから なんども 虐待したのを覚えてます

それでもりょうは俺に甘えたり
なぐさめてきたり 俺にだけ
ずっとそばにいてくれました

俺はりょうがそばにきたときに
人間じゃないのに
ずっと謝ってました
めちゃくちゃ泣きました
ほんとにごめんね りょうごめんね もうごめんねしか言えませんでした
りょうは最初から許してくれたのか ごろごろーって甘えてきました
ほんとに他のせいじゃない
俺は 抵抗がない優しいりょうにたいして 最悪なことをしたんだと思いました

それから 泣いたり 苦しいときはりょうの腹で泣いたの覚えてます

俺が虐待してるころ
二匹かってまして
その猫にもいじめてました

その猫は家にいるのが苦しかったんでしょう
出ていったきり帰ってきませんでした

ほんとにその猫を思い出すほど
謝りたい気持ちがあります
でももういません
その時期をくいてます

すいません話が変わりましたム

それから りょうはひんぱんに外にいく日が多くなりました

ある日帰ってきたとき
りょうは めちゃくちゃけがをしてました
あわてて病院にいって治療してもらいました
その次もまた怪我して帰ってきて
そんな日が続いて
もう出さない方がいいって言いました
でも のみとかたまって
母さんは 仕方ないからもうだしなさいっていいました

今ではいろいろ
自分らの勝手できづつけたり
だめだったとおもいます

ある日りょうは ものすごい目つきで黒い物体をもってきました
その時家にはおばあちゃんしかいなかったので
おばあちゃんはねずみと勘違いして慌ててました
俺と母さんが帰ってみると
りょうがくわえてたのは
小さな猫の赤ちゃんでした

俺はりょうの赤ちゃんなんだと一瞬で気づきました
もう俺たちが帰ってくるときには赤ちゃんはなくなってました

ごめんね りょう 助けてほしくてつれて帰ってきたんだよね
ごめんねって泣きました

それから俺はりょうの赤ちゃんをつれて 川の近くで 赤ちゃんの墓をつくってあげて
祈りました

りょうはそれからまた
怪我して帰って来る日が
多くなりました

赤ちゃんのことで
りょうも 不安定なんだと気づいてました

でも俺はなかなかそばにいられなく そんな日が続いてました

ある日母さんが引っ越ししようと言いました

俺はまだその頃まだ気づいていませんでした

赤ちゃんのことも復帰したころ

引っ越しが決定しました

引っ越し当日

すべてが家に届いて
自分たちが家にいくとき
りょうをつれて行こうと
りょうはどこって聞きました

母さんは 言いました
聞いてね りょうはね
外にいる時間が長かったから
縄張りつくって 一緒につれていけないんだって
俺は必死に反抗しましたが
だめでした

車に乗ったとき
りょうが家の前にいました
りょうはきづきました
もう俺たちが家にいないことを

りょうはないてました
にゃー にゃー にゃーって

もうこらえきれなくて見てられませんでした

それから今
彼氏もいなくなって
幸せです

だけど猫とか見るたびに
りょうを思い出して
おばあちゃんが
りょうを見たよって話聞いても

そっかってあんまり
りょうの話を聞いてないです

二匹猫を買いましたが
突然いなくなって 帰ってきませんでした

猫がほしいっておもいます
でも
猫をみるたんびに
りょうを思い出して
虐待したこと
つれてこれなかったこと
助けられなかったこと
いろいろりょうをきづつけました
だから自分には飼う資格が
ありません
飼った猫を人間の都合で
放棄したんですから

助けてほしいんです
どうつぐなったらいいんですかね?
猫だけはどうしても もう飼いたくないっておもいます

りょう 本当にごめんね


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泣ける、感動したら


[1]Re: くいて くいて……
^2012/11/08 22:50
投稿者: °・(ノД`)・°・

超感動しました。涙がとまりません。


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