私が小学二年の頃に
キミわ家にやってきた。
うちにはお姉ちゃん、お兄ちゃんの5人兄弟で。キミがちっさくてよちよちあるきでかわいくってあっという間にみんなの注目の的、まだガキんちょやった私は焼きもち妬いてキミをほったらかして布団にくるまって寝てた。朝起きるとキミは私の隣で私にくっついて寝てたよね。かわいいやつ。キミのお家を木で組み立てて、やっとのおもいで完成したと思ったらキミは入りたがらない。やっぱりみんなと同じところにずっと居たかったんかな?お母さんに怒られて泣いてた私に耳をぺたっと伏せて涙を拭いてくれたり。真夜中仕事帰りにはいつもしっぽふって嬉しそうに走ってきて。はや18年、年もとって耳が遠くなって目も見えなくなって。涙流しててもふいてくれなくて。水飲むのも精一杯で。抱き抱えて飲ませてあげて、それでも辛そうに鳴いてて。悲しくなってきてさ、抱き締めてた。ずっとずっと。その夜キミは天国へ逝った。長生きしたね。私が小学校二年の頃から24歳になる
いままでずっと一緒に生きて生きて。ありがとうって言い切れないよ。ずっと涙が止まらない私。疲れて寝てしまってそしたらキミが夢にでてきてくれた。いつの日かみたく膝の上で寝てたね。生まれ変わっても側にいたいよ。ほんまに大好きやで。誰よりも一番近くに居てくれてありがとう。幸せになってや。