以前一緒に暮らしていた愛犬のフミヤは、自分が高校生の時、学校帰りの道端で捨てられていた子犬でした。一緒に土手を散歩したり、川に行って水遊びしたり、自分が落ち込んでいた時にはほっぺたを舐めてくれたり。
心から気持ちを許し合える友達みたいな感覚でした。
ある晩、夕食が鍋物だったので残り物を雑炊としてあげました。
食べ終わった餌皿を見ると、ナメクジが5・6匹付いていたんです!
(うわぁ!気持わるぅ)
と思っていたのですが、動く気配が無い。。
近づいてよ〜くマジマジ見ると。。。
それは“椎茸”でした。
フミヤは椎茸が苦手らしく上手に舌を使い“ピロッ♪ピロッ♪”と出したようで…。
『お前ちゃんと食べないと駄目だろ!』
と“コツン”頭をこづくと、フミヤは
(・ω・`)“ごめんなさい”
という顔…。
しばらくして雑炊を作った翌日、餌皿を見ると椎茸も綺麗に平らげていたんです。
(俺の気持が伝わったのか♪)と思い
『良く食べたねぇ♪』
と撫でて褒めてあげました。フミヤも
(`・ω・´)〔どうよ?たいしたもんだろ♪〕という顔。
それからしばらく経った晴れの休日。
(たまには布団でも干してやろうかなぁ)
と毛布をバサバサやると“干からびた椎茸”がポロポロと!
どうやらフミヤは自分に“綺麗に食べたよ♪”とアピールしたかったらしく、毛布の間に隠したみたいで。
その姿を想像したらおかしくておかしくて…。
フミヤは3年前に老衰で死んだのですが、最後の瞬間は本当に壮絶で、居間に毛布を敷きフミヤを横に寝かせたのですが、横になりながらプルプル震え
『フィ〜ン。』
と泣いていたのが、ガタガタ痙攣しはじめ
『ク〜ン!!!』
と泣き始め、顔を上げて、自分の顔を〔ジッ〕と見つめるフミヤに
『もういいから。もう無理しなくてもいいから!今まで有り難う。楽しかったよ。』
と声をかけたら、“パタン”と首を下ろし眠る様にしてこの世を去りました。
辛い時に支えてくれたのがフミヤだったので、ボロボロ泣きました…。
お別れしてから2ヶ月が過ぎた頃、(もうそろそろ小屋を片付けないとなぁ)
と思い、自分がパレットで作った小屋を解体していたら、隙間から乾燥した椎茸が2つ出て来たんです。
フミヤの可愛い仕草やクセ、ご機嫌を伺うときの上目使いが思い出されて、涙がどんどんどんどん溢れて来ました。
たくさんの素敵な思い出と喜びを有難う。
フミヤかわいすぎるぅぅ!!!
人間も、もう楽になっていいんだよ、と声をかけるとスゥッと逝っちゃうらしいですリ看護師談
名無しさん
コメント有難うございまずI
最後の最後まで自分の顔を見て辛そうに泣くフミヤに
『もういいから!いままで楽しい思い出を有難う。。K』
という事しか僕には出来ませんでした。
気が優しいのか臆病なのか、野良猫に餌を盗られながら遠くで恨めしそうな顔をしていたフミヤを思い出しましたP
泣けました。
私も犬を飼っていたので
その犬の事を思い出してしまいました。
小さな命でもすごく重みがある事を改めて実感しました。
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