心からのありがとう
まるが天国にいってもう一年たつんだね。
一緒に遊んだ日々を
私は昨日のことのように覚えてるよ
まるが家にきたのわ５年前。
小さくてコロコロしてて、まるでぬいぐるみみたいだったね。
子犬用の餌を一生懸命食べてたのがすごく可愛かった
でもトイレを覚えなくて、１日２回の散歩でしかしなくなって
犬を飼ったのが初めてな私も家族もそれでいいんだと軽い考えだった。
まるとの新しい生活わ楽しくて、
日曜日には毎週お父さんの車で家族で出掛けた。
一番に車に走っていったのわまるだったね、
毎日が新鮮で、あっという間に三年がたったある日
いつものように１日２回のトイレと散歩につれてくと、様子がおかしかった。
おしっこが全然でてなくて、なんだかダルそうだった。
だけど水は飲むからお腹がはってたのをお母さんがゆるく押さえておしっこを出すようにしてた。
でもやっぱり苦しかったみたいで日に日に元気が無くなってくのがわかった。
お父さんが病院に連れていこう、と言い
お母さんがまるをだっこして
みんなで動物病院に向かった。
夜だったからあまり人がいなくすぐ診察の順番が回ってきた
先生わまるを少し触って、まるのレントゲンを撮りに行ってたと思う。
また戻ってきて私たちに話してくれた
まるわ尿道に石が詰まってるらしく、手術をしなくてはいけない、なるべく早いほうがいい。
先生の説明を理解しきれなかった私はお母さんからそう聞いた。
そしてまるを先生に預けた
頭が真っ白になった
死んじゃうんだと思い、
帰りの車で泣きじゃくった。
手術日は次の日、病院に行ってもまるにわ会えないから家で成功するようにずっと祈ってた
夕方の電話で手術が成功したと知り、家族で喜んだ
その日から2日後、
病院に来ても良いとのことでまるを迎えにいった
でも様子わやっぱりおかしかった
ぐったりと横になり
大好きなえさも食べないで細くなった顔は弱々しかった。
私がまる、と呼ぶとよれよれの体を一生懸命動かして、クゥンと答えてくれた
私とお母さんはその姿に涙が止まらなかった。
まるの反応をみた先生は
私たちにゆっくり話した
手術は成功しましたが
体力が持たなかったようで弱っています
もって後３日だと思います。
手術は成功したんじゃないの？
またまると遊べるんじゃないの？
元気になるんじゃないの？
まるは後３日で死んじゃうの？
何も考えれなかった。
お母さんは最後はお家で見守ると言い
ぐったりとしたまるを受け取った。
家に帰ってからはまるしか見ていなかった
ご飯も食べず涙しかでてこなかった。
学校も休んでずっと側にいた。
でも３日たってもまるは生きてた。
ずっと寝たきりで、
オムツを履かせて
口を開いてえさと水をあげるのは大変だったけど
それでもまるは生きてくれた。
もう歩けないと思ってた体もまるは自分の力で乗り越えた。
頑張って歩こうとしてる姿は、いつまでも泣いてる私を慰めてくれてるようだった。
2ヶ月たったころには
オムツもとれてお外にも行けるようになった。
散歩とトイレは頻繁に連れていき、
病気が嘘だったかのように回復した。
またまるとの生活が始まって
あっという間に病気から２年がたった。
私は高校に入学し、
誕生日を迎える前日だった。
まるをお腹から持ち上げたら
普段泣かないまるがワンと低く鳴いた。
私はばかだから何にも気づいてあげれなかった。
まるのお腹にはしこりができてた。
それに気づいたのは私の誕生日が過ぎた次の日
誕生日のケーキを買いにいくとき、まるが一緒に着いてきた。
お腹は痛かったと思う。
でもこれが最後の一緒のお出かけってわかってたのかな、
まるの大好きなお父さんの車にのって一緒に買いにいった。
そして一緒に祝ってくれた。写真もとった。
楽しい楽しい誕生日だった。
でも次の日、まるは動くのがつらそうだった。
横になって小さく鳴いていた。
そのときにやっと私はしこりに気づいた。
その日は土曜日で病院は休み。
ひたすら看病を頑張った。
夜には鳴かなくなって、前みたいに治るのかな
と私も安心した。
眠たそうだったから
毛布を掛けて、少し離れていた。
０時を回ったころお母さんが様子をみてたら
まる！と大きい声が聞こえて
私もまるを見にいった。
そこにはお母さんの腕の中で静かに眠るまる。
嫌な予感がしてお腹に手を当ててみたら
まるは息をしていなかった。
それからの記憶が曖昧。
ただひたすら泣いてたと思う。
明け方触ったまるの冷たさに、刺されたかのように胸が痛く感じた
長い長い夢を見ているみたいな感覚
まるの大好きだった日曜日だった。
みんなが休みの日。
悲しくて立つのも精一杯だったけど
別れるときは頑張って笑うようにした。
本当は２年前のあの日もっと早く楽になりたかったよね。
でも私が入学するときや
誕生日を泣きながら迎えてほしくないから
全部済んだあとに天国に行ったんだよね。
ありがとうなんかじゃ足りない。
まるは沢山のことを教えてくれた。
本当に楽しかったよ。
私の泣き虫はまだ治らないけど
いつまでもお空から見守っててね！
大好きだよ
長くなりましたが
読んでくれてありがとうございました。
ペットは亡くなってからも飼い主から離れないと聞いたことがあります。
悲しくて私同様いつまでも泣いてる方は沢山いると思います。
でもそんなとき、隣にいるかもしれません。
泣き顔ばっかではなく
笑顔も見せてあげてくださいね(´`*)
∪´ω`∪
まるは、すごく幸せだったと思います。
