雪ちゃんが息を引き取ってから彼が帰るまでの間、私は放心状態で居ましたが、彼が帰宅して顔を見た瞬間涙が止まらなくなり、ずっとずっとただ泣くだけでした。
粉ミルクの缶を空にして雪ちゃんが使って居た毛布を切って詰め、彼が雪ちゃん用の棺を作ってくれました。
2人で泣きながらその夜を過ごし、次の日の夕方帰宅した彼と雪ちゃんを拾った山に埋めに行きました。
まだ赤ちゃんだった雪ちゃん…あの日電気毛布を消さなければ今でも一緒に居れたのかな。
ごめんね雪ちゃん…あんなに一生懸命生きて居たのに。
寒さに気付いてあげられなくてごめんなさい。