小さい頃学校帰りに数匹の野良猫がいた
とてもかわいかったので一匹つれて帰ることにした
当然お母さんは返してきなさいと怒鳴る
なきじゃくる私
お母さんもしょうがなく受けとめたのか、
自分で世話しなさいよねと。
まだ幼くて世話の仕方さえもわからなかった私はただ餌をやって遊んでやることしかできなかった
しまいには猫にもあきてきて世話はおばあちゃんがするようになっていた
ある日
お母さんと車に乗っている時にお母さんの携帯がなった
おばあちゃんからだった
猫死んだんだって。
そのとき私は泣いた
いっぱい、いっぱい泣いた
なんでちゃんと世話してあげれなかったんだろう
猫もまだ小さかった
突然連れてこられて馴れない環境で暮らす
どれだけ不安だっただろう
もっと仲間とも遊びたかったはず
気づくのが遅すぎた
私には後悔ばかりが残った
猫は庭に埋めてあげた
体がかたかった
それから数年後
相変わらず私は猫好きだ
近所の猫をみるたびこの事を思い出す
たとえ自分の猫じゃないとしてもあの子より、あの子の分までもっともっと大事にしてあげたいと思った
ねこちゃん
かわいそう...(/Δ)/