あたしが小学生の頃妹が柴犬の子犬をもらってきた。
オス犬で生まれつき後ろ足を引きずってて長生きはしないよってみんなに言われてた。
だけどドンちゃんは20年も生きてくれた。
足が悪いから放し飼いで飼っていて一緒に散歩することができなかった。
でもドンちゃんはいつもあたしの事待っててくれた。
朝は必ず玄関の前に居てあたしがおもいっきり開けるとビックリしていたね。
仕事から帰ってくるとあたしが車とめる場所にいつも居て…
きっと…『いってらっしゃい』『お帰り』って待っててくれたんだね。
あたしが買ってあげた犬小屋に一度も入ってくれなかったね。
やっと入ってくれた日はドンちゃんが天国に行く時だったね。
ドンちゃんが最後に『ありがと』って言ってくれたのかな。
天国からずっと見ててね。
ドンちゃんの事忘れないから。