ひとりかくれんぼ
走れトモゾー
^8/23-01:42
必要なものは用意した
右手には、包丁
ぬいぐるみだって完璧
“山田くん”
それがこいつの名前だ。
さて、時間だ。
今日のメインを始めようとしよう
僕は風呂場に向かった
ID/kCtm6vkCgY
N02A
▼リレー小説を共有しよう。
□@カキコミをする
[1]さくら
^8/23-11:56
最初の鬼は山田クン。
俺は山田クンに「山田クンが鬼だよ」
と言い聞かせた。
IDZVVFKQc9TbM
DM003SH
[2]TYAA
^8/23-14:35
深夜ということを確認するかのように俺はゆっくりと周りを見渡した。
自分以外の生物やら地球の自然現象やら何もかもが死んでしまったんじゃないかと思うくらいとても静かだ。現に周囲の確認のため動いた際、衣服が床や布どうしで擦れ合った音しか耳に届かない。
それらがつるんで俺が怖気づいて止めるように囁いてる、なんてどこのファンタジー作家だよ。と自嘲しながらもう一度山田クンに向き直った。
IDAaebIczVYJw
N02A
[3]やみい
^8/23-16:04
ちょっと気の入れすぎか
山田くんが不適に笑って見えた
風呂場の窓を開けて
浴槽に月を写す
柔らかく差す光が
今日だけは鋭く見えた
やはりやってみると
大口を叩いたがビクビクしてしまう
少々ビビり過ぎか
ID/kCtm6vkCgY
N02A
[4]ねこ
^9/10-06:20
しかし山田クンは女らしく、それでいて大胆でした
「バービー人形に山田クンはないか…」
しかしこのバービーにはもうおにぎり詰めちゃったし、山田クンの鬼宣言しちゃったし
バービーに罪悪感を抱きながらも隠れることに
隠れて数分、テレビがついた
笑点がやっているらしい
「山田クン、座布団全部持ってって」
風呂場からもの音がした
押し入れの中には座布団三枚
そう、俺の真横である
積んだぜチクショー
IDplZGc1xPodk
au
[5]TYAA
^9/21-23:58
そこで俺はふと違和感を覚えた。微量なそれは頭が感じ取った瞬間から一気に体の芯まで溢したインクのように広がった。
笑点…
あれ、
今は夜中のはず。
強いバネに弾かれるようにテレビを再確認した。
IDAaebIczVYJw
N02A
[6]TYAA
^9/22-00:13
…と言いたいとこだが、
いま俺は押し入れの中の二段目の壁にある秘密の間(幼い頃からそう呼んでたが実際は家宝とかを隠すために作られた引き戸のついた物置)に身を潜めている。
鬼がこっちを捜している以上はわざわざ確認するのは自殺行為に等しい、違和感は拭えないが笑点ごときで死にたくはない。
IDAaebIczVYJw
N02A
[7]TYAA
^9/22-00:15
俺は図体はでかいわけじゃないがこんな狭い空間に男一人入れたのには感動した(しかし体育座りでものすごいぎゅうぎゅう詰めではある)
ただの押し入れにこんな空間があるなんて誰が思いつくか。
第一この中はほとんど真っ暗で隠し戸など肉眼で解るはずがない、という自信はあった。
来るならきやがれ!!!
IDAaebIczVYJw
N02A
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