旅立ちの向こうに
ハルアキ
^5/27-05:02
傘に打ちつける雨音は
心の隙間を埋めてくれる
遥か遠くの空で鐘が鳴り響く
その音に導かれるように
鳥たちは羽ばたいていった
浮かぶことのない
シーソーに乗り
ただじっと雨がやむのを
待ち続ける僕に
進む道はどこにもなくて
今日もまたあの娘の
微笑む顔の面影が薄れていく
傘をさすことをやめた僕に
降る雨は悲しく辛いもの
遥か遠くの空で鳴り響く鐘は
いつかの僕の旅立ちを
優しく後押ししてくれている
浮かぶことのない
シーソーに乗り
ただじっと雨がやむのを
待ち続けていた僕は
腕を広げて必死にもがいた
いつかまた、いつかまた
あの娘の微笑む顔に出逢うために
IDeFq/AZ4Kvf.
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