M2"セピア"
SoUL∽MaTE
12/17-12:53
遊び終わった声に残る
砂で出来た山が浮かぶ
この部屋の思い出は
セピア色で蘇る
その身を屈めた少年だって
少女に"好き"と言えなくて
その部屋は言葉がギュッと
詰まったまま古びてく
唄が終わってから訪れる
静寂という沈黙の音が
何よりもうるさい
"また明日" その声は少年に届くまえに
世界の音に掻き消されてしまった
"また明日" これが最後の言葉になっても
すべてが少女の為になるなら "また明日"
淡い記憶が胸のなかで
無いものに近付いていく
ここで全部無駄にしても
セピア色で蘇る
誰だって留まる場所は
心のどこかに決めてるから
"ここじゃない"と言いたいんだ
まだ歩ける想いが強いから
唄が世界をまだ憶えてて
黙ったままの噤んだ声が
何よりも儚い
"また明日"モノクロは世界に色をつけて
時の流れをこの胸に流し込む
"また明日"誰も見つけることの出来なかった
少女の声に少年は気づく"また明日"
静まり返った暗い部屋 胸に迫る鼓動の音が
完璧に思い出せる 少女の足音よりも近いなんて
"また明日" その声は少年に届くまえに
世界の音に掻き消されてしまった
"また明日" これが最後の言葉になっても
すべてが少女の為になるなら "また明日"
さよならじゃない…
IDxC3OqgL8coQ
SH01B
▼泣ける話を共有しよう。
□①カキコミをする
⑨掲示板TOP