『おとなのボク』
ニャッキ
^4/12-00:10
あの小さな白い石を
宝物だと言い張って
引き出しの大事な物スペースに大切にしまった
あの夜空の満月に
いつかはたどり着くんだって
目をまん丸にして大きな夢を語ったりした
今じゃ誰かの『現実』を真に受けて
宝物はただの石ころになって
夢はいつの間にか空想になった
10年前のボクと今のボクとで
一体何がそんなに違うというの?
ただ忘れていくことが大人になるってことじゃない
あの宝物だってまだ残ってる
あの拙い誰かの似顔絵が
自慢なんだと言いふらして
部屋の窓際のよく見える場所に綺麗に貼り付けた
あの夕暮れの街並みが
まるで知らない世界みたいだって
胸を高鳴らせて大声あげて叫んだりした
今じゃ誰かの『価値観』を基準にして
あのピカソはただの紙くずになって
世界はいつの間にか一つだけになった
20年前のボクと今のボクとで
一体何がそんなに違うというの?
ただ冷めていくことが大人になるってことじゃない
あの感動だってまだ残ってる
おんなじボクでここまで来たんだ
変わっていくものがあったとしても
20年前のボクも
10年先のボクも
今のボクだってあの日の感情を忘れたわけじゃない
100年先の世界に生まれても
きっとボクはボクで居られるはずだよ
あの宝物も
夢の続きもピカソも新しい世界だって
変わらずにボクを待っている
ID4NemNeYSbNY
F01A
▼泣ける話を共有しよう。


□@カキコミをする
H掲示板TOP