Rain&Sine
作詞 S-PAL
2010/03/03 00:23
雨の中、傘をささずに
ただ立っている彼女の顔はどこか悲しげで
何かを忘れたがっている
僕は何かしてやりたいけど恥をかくのは嫌だから
仕方なく影から密かに見守ってる
雨 強まって 強まって
街、歩く人はいなくなってそれでも彼女はそこから
踏み出さずにまだ立っていて
びしょぬれで 服は透けていて
今にも風邪を引きそうで
僕は無意識で彼女の手を引っ張った
雨が降る中二人で
必死に走り続けた
目的地も決めないまま
ただひたすら走り続けた
近くの公園の土管の中へ
雨宿りするため
逃げ込んだ少し狭いけれど
止むのを待とうか
公園の土管の中で
僕と彼女、二人きりで
雨が止むのを待っている
僕はさっきの事を聞きたいんだけれど
悲しい顔を見るのは御免だから
仕方なくただ黙っている
しばらくしてポツリ彼女が
ありがとうって礼を言った
僕は嬉しい気持ちで溢れた
しばらくして雨が止み
雲も消えて光が出てきた
彼女も笑顔になってきて
ニコリ微笑んだ
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