卒業。
トモ
2/10-01:35
ありがちな話でしょうけど..
アイツとは、違う小学校でした。
中学入ってから知り合いました。
中１の時、同じクラスでした。
私の通っていた中学は、近隣の３校の小学校から生徒が集まっていました。
アイツとは名簿が近くて、中学で初めての給食の日
アイツは班のメンバーで自己紹介をしようと言いました。
たぶん最初から私は、女として見られていなかったと思います。
当時、私ともアイツとも違う小学校から来た友達が
アイツのことを好きになりました。
私はアイツのこと、全然好きじゃなかったので
全力で友達を応援しました。
友達はフラれました。
理由は「サッカーに集中したいから。」
彼は凄くサッカーのうまい人でした。
中２も同じクラスになりました。
２年間、アイツとはケンカ友達みたいな関係でした。
３年ではクラスが離れました。
アイツと話すことはなくなりました。
アイツがいない教室は寂しかった。
高校は離れました。
アイツがどこの高校に行ったのか知りません。
今更になって
アイツをめちゃめちゃ好きだと気づきました。
どこの高校なのか、知りたかった。
メアドを聞いておけばよかった。
もっと早く、気持ちに気づいていればよかった。
沢山後悔した。今も後悔している。
でもあの頃に戻れても、
きっと私は行動できないままかもしれません。
想いを伝えても、アイツとの関係はきっと変わらない。
「哀崎～」「おい哀崎！」って、
アイツが私の名前を呼ぶ声が
今でも頭の中でリピートしている。
秘密を話してくれた時、嬉しかったよ。
「クラスの女子の中だと、哀崎が１番マシ」って笑いながら言ってくれた時、素直になれずに酷いこと言ってごめんなさい。
習字の時間に描いた絵を私だけにくれた時、本当にありがとうね。
楽しそうに将来の夢を話してくれた時、その未来を一緒に見たいと思った。
辛そうに弱音を吐いてくれた時、力になれなくてごめんなさい。
愚痴や悩みを話した時、相談にのってくれてありがとう。
おふざけのケンカした時、いつまでもこんな関係でありたいと思った。
持久走の日、足の遅い私に「哀崎がんばれ！」って言ってくれた時、ドキってしたんだよ。
「哀崎～、これ教えて！」って頼ってくれた時、少し嬉しかった。
「お前にフリフリのチュチュなんて似合わねーよ」
「きもいぞ！」
おふざけでバカにされたりした。そんなことでも、アイツに話せて嬉しかった。
「俺、哀崎のことライバル視してるから！」
「同盟組もう！」
「俺と哀崎、友達だろ！」
アイツがくれた言葉は宝物。
同じクラスになれたこと、
同じ班になれたこと、
同じ委員会になれたこと、
一緒に居残りしたこと、
一緒に遊んだこと、
大人数のグループからこっそり抜け出してジュースを買いに行ったこと、
ケンカして泣かされたこと、
放課後に遭遇したこと、
私のことをほめてくれたこと、
アイツは足が早くて、体育祭で優勝に導いてくれた。
アイツは歌がうまいし、声もでかくて、合唱コンで優勝に導いてくれた。
アイツと過ごした日々は宝物。
なんで今さら、
「大好き」なんて気付いたんだろう。
もしかしたら、もう逢うことは
ないかもしれないのに。
でも好きだよ。
卒業してからアイツは私のこと、ほんの１度でも
思い出してくれたのかな..。
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