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ありがとう

ナツ
^12/10-05:10
彼女が逝って1年がたった。
彼女の病気のこと知ってて付き合い始めたから、覚悟していなかったわけじゃなかった。
けど彼女が死んでから何をする気にもなれなかった。
葬式にも出なかった。

学校へは退学にならないように最低限通うような生活になって、あとは部屋にこもりきりだった。
彼女の実家からも何度か電話がかかってきたけど、全部無視してた。
そんな生活がずっと続いた。

彼女が死んでもうすぐ1年が経とうとしたとき、彼女の実家から電話がかかってきた。

最初は電話に出る気になれず無視していたけど何度もかかってくるから電話に出た。

彼女の母親だった。
○○日(命日)墓参りに来てほしい。娘も喜ぶから。 

それだけ言うと彼女の母親は電話を切った。

いろいろ考えた挙句、墓参りにいった。
けど、葬式にも出てない俺だったから彼女の親に会いたくなくて、命日の前日に。

けどその日の帰り、彼女の両親に会った。逃げようと思ったけど逃げれなかった。
この1年間のこと、1年前のことを聞かれるのが怖かった。
でも彼女の父親は何も聞かずに、「渡したいものがあるから家に来てほしい。」
と、いった。

断ることもできず、俺は彼女の実家に行った。
渡されたものは彼女がいつもしてたブレスレットと俺宛の手紙だった。
彼女の親が病院で荷物の整理をしているときに見つけたそうだ。

俺はその2つを受け取り家に帰った。

家に帰ってから手紙を見た。

手紙には出逢ったときからのことと、俺へのメッセージがびっしりと書かれていた。

俺はその手紙を見ながら声を上げて泣いた。

泣き止んだ俺は、少し落ち着きもう一度手紙を見た。最後にこう書かれていた。

たった8ヶ月だったけど、私は本当に幸せだった。

私が居なくなっても元気で居てほしい。悲しんでる○○の姿なんて見たくない。

○○・・・大好きだよ。
今まで本当にありがとう。


また泣いていたが、俺は彼女の最期の想いに答えないといけないと思った。

次の日、命日に彼女の墓に行って誓ってきた。
もう君に悲しんでいる姿を見せないということを。
それと、こちらこそありがとう・・・と。


まだ彼女の命日が過ぎて1週間もたってません。
彼女に誓ったはずなのに、やっぱりまだ彼女のことばかり考えている自分が居ます。

IDR1x.vk1yKIk
PC
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