ずっと待ってるから
のり
^6/5-06:11
「ねぇ、名前なんてゆうの?」
それが俺たちの始まりだったね。
すごい暑い日だった。
俺たちは同じ部活だったけど、俺は大人しいのに比べてお前は太陽みたいに明るくて、まったく話すことはなかった。
でもある時話す機会があって、メールアドレスを交換した。
それから毎日部活が終わるとすぐにメールした。
中学の話、テニスの話、そして…恋の話。
もう恋の話をする頃にはお前のことが好きってばれないようにしてるのに必死だったよ。
部活中もお前ばっか見てた。リアルな片想いなんかしたことなかった俺にとって、それはすごい甘酸っぱくてなんとも言えないキモチだった。
ある日告白をした。
答えはイエス!!
あいつも俺を気になってたらしい。
俺はひとりでにガッツポーズをした…何度も何度。それくらいうれしかった。
俺達はそれから五年近く付き合った。
あいつにいろんなことを教えてもらった。
時にはかは自分の悪いとこも指摘してくれた。
言葉だけじゃなく、涙で教えてくれるときもあった。
あいつの涙の数だけ、俺は「お前のずっとそばにいてやる!!」って思った。
だからいろんな意味で成長出来たんだ。
ホントありがとな。
そんなキモチでいっぱいだったある日、うちの近くのマックで久しぶりにデートした時、あいつに
「大阪いくことになった…」
俺は言葉を失った。
五年なんてあっとゆうまなんだなって思ってた俺にとって、あいつと会えない二年がその何倍も何倍も長く感じた。
そこしか内定がもらえなかったのだ。
ずっと昔から話してた夢だったから、止めることなんてできなかった。
ホントは「大阪なんかいくな!ずっとそばにいてくれよ!!お願いだから!!」
でもそんなこと言えず、その日はテスト前日にも関わらず一晩中泣いた。
朝には学校のプリントの字が涙でぐちゃぐちゃになって、何が書いてあるのかわからなかった。
それからしばらく落ち込んでばかりだった。
でもあいつは俺に「帰ってきたら同棲しよ」って言ってくれた。
プロポーズでもないのに、同棲ってゆう二文字が永遠にずっと一緒って意味に聞こえた。
「俺、待ってるよ」
そうあいつにいった。
寂しくなるけど、必ず俺も立派な社会人になってあいつを迎えに行く。
そしてあいつは大阪へ旅だった。
思い出いっぱいのこの町にひとり残った俺…
永遠を誓ったベンチ。
今は毎日そのベンチの横を通って通学してる。
あいつが旅だってもう一年、元気にしてるかな。
メールはたまにしかできないけどだからこそその一通に幸せを感じる。
あと一年…俺がんばるよ。お前との未来があるから。
今日も仕事頑張れよ。
いってらっしゃい。
…いってきます。
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