初恋レッスン
美濃の名無し
^11/24-01:44
昔、親父が勤めてる工場の近くの高校に通ってた。
土曜日は部活前に工場の食堂に潜り込んで昼メシを食べに行き(安いのだ)親から貰った飯代を浮かすべく食堂通い。
ある日
k子「やーん彼にフラれちゃったぁ」
A「えーwじゃ週末の花火ダメじゃん」
k子「そーなんだょぅ一緒に行く予定なのにゴメンねぇ」
B「楽しみだったのにぃ他に♂いないん?」
よくある♀社員の会話が聞こえた
聞き耳立ててたんじゃない。聞こえてた…ハズ…アレ?
その♀集団のk子と目が合ってしまった。
k子達「ねーボクぅお姉さんたちと花火見にいかない?」
…自慢じゃないが、彼女はおろかデートだってしたことが無い
「ぅぅ?俺ですか?イイんですけど…イイの?なんで…」
♀軍団は何が可笑しいのかケラケラ笑ってた
それがk子との出逢いだった。
花火はデートみたいで楽しかった。
「振られた」つうのは単にその日が彼氏の都合が悪く言葉の額面ほどの意味合いは無い事が判った。
きっとオレがシケた顔してたんだと思う。
k子「ゴメンね、あの娘らは今日が勝負だから、私がキッカケ作ってあげる約束だったんだぁ」
そう諭されて、はぐれちゃうからとそっと手を繋いでくれた
オレ「アハハこーいぅの彼に悪いよ…」
k子「今は保護者だしw こんな事で怒らないよーw」
…怒るだろが普通
胸が痛かった
きっとk子姉の優しさのせいだ
とにかく会うと笑ってる人だった
数ヶ月後、工場で死亡事故が起き、新聞に記事が載ってた。
亡くなったのがk子の彼氏だと花火の面子に聞かされた。
普段は下心満載だったけど、事故の数日後 見舞いに行くと泣き疲れてやつれた彼女が、それでも笑顔で「寒いから…」とオレの袖口を掴んでた。
部屋に入れって事かな?…ふと視線を落とすと手首に真新しい傷跡があった
…っ!
k子を助けないと!
慣れない場面で途方にくれそうで、寧ろオレは半ば混乱気味になってた
「k子姫、お見舞にきたんだけど…」
脳内では違う励ましのセリフなのに
「貴女が好きです。花火ん時のお返しに…2〜3笑える小噺をしてあげたいんだけど…」
言いながらオレは泣き崩れてしまって
彼女の手を掴み「こんなのヤメてよぉ!」って言うしか出来なかった
イザとなると無力なモノで自分に辟易するねぇ
その後k子姫は時間掛かったけど頑張って元気になってくれて地元で結婚したし。
淡い恋の昔話でした
thx
ID7vj6wvzcWJY
au
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[1]名無し
^11/25-00:59
これ胸がきゅってなります
すごく切ない
激しく共感しました
IDnDhkn..HASU
au
[2]美濃の名無し
^11/25-13:03
1様 コメントありがトン
他の号泣モノみたいな話でもないのに共感してくれて嬉しく思います。
コトあるごとに「他の娘を探しなさい」
「学校に好きな子いないの?」
等と笑顔でかわされまくってた
「告白されたけど」言うとニコニコして「ヨカッタやーん、どんな子ー?」
「でも好きな人いるって断ったし」とか言って押すと「私じゃダメだよ」って涙ぐんでしまう。
当時オレ17歳、 k子さん23歳 っとドサクサに紛れて補足しています
とてもとても軽い出逢いだったけど、忘れられない人になっちゃった
ゆるくフラれ続けても なんかとても素直に好きだったな
ID7vj6wvzcWJY
au
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