お天気担当
まき
^9/8-20:36
私の初恋は小4だった。
2つ上のスポーツ万能な人。
一日一回、学校で姿を見れたら、それだけで舞い上がるほど嬉しかった。
田舎町だから、中学も同じで、相変わらず一日一回、姿を見れたら幸せな日々を送っていた。
私も高校生になり、そんな淡い初恋も忘れていた頃、友人の兄から一人の男性を紹介された。
…!?
それは、紛れもなく私の初恋の人。
一日一回、姿を見れたら幸せだと思っていた人が、目の前にいる。
少し鼻にかかる声をしてたんだね。
笑うと片側にだけエクボができるんだ。
それから、メールでやりとりするようになり、私の初恋は、6年越しに成就しました。
それからの日々、私の毎日は、見るもの全てが輝いて、どんな時でも笑っていた。
先輩は、そんな私の笑顔を大好きだと言ってくれた。
先輩との交際も3年を過ぎ、将来の話をするようになった。
『堅いと言われるかもしれないけど、俺は結婚するまで、まきを抱かない』
その言葉通り、3年経ってもキスだけの二人。
『まきが二十歳になったら、結婚しよう?』
その言葉を信じて、疑うなんてしなかった。
私が19歳の時、先輩はなかなか風邪が治らずにいた。
大きな病院で、精密検査を受けて、そのまま先輩は入院になった。
病名は、肺炎。
『肺炎って、ちゃんと治療したら治るよね?』
そう思っていた…。
私は毎日、病院に通った。
そんなある日…
いつになく真面目な顔して、静かに先輩が口を開いた。
『ごめんなぁ、まき。
俺、まきとの約束果たせないみたいなんだよ…。
俺はなぁ、あと半年もしたら、まきの隣には居ないと思う。
でもさ、まきに感染する病気じゃなくて良かったよぉ〜。
死ぬのが俺で、良かった。
本当に良かったよ…』
って、笑いながら話してた。
私は頭の中が真っ白で、すぐに理解できなかった。
『俺は、死んだらお天気担当になるから。
どんなに雨が降ってても、台風でも、まきが雨に濡れることはないよ。』
っていつもの笑顔で言われた。
病室を出て、私は泣いた。
声が漏れないように、タオルを口に押し込んで泣いた。
涙が止まるわけはなくて、放心状態になるまで泣き続けて、先輩にあいさつもなしに帰ってきた。
次の日、いつも通り、先輩の病院に行って、昨日の話が夢だったみたいに、いつも通りの時間を過ごした。
その次の日も、そのまた次の日も…。
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□@カキコミをする
[1](略)
^12/7-21:11
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[2]名無し
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^5/4-16:10
暖かい話です
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