ありがとう。ハル
夏
9/22-05:20
今から８年前。ｱﾝﾀは高３でｳﾁは高２。
駅で見かけるｱﾝﾀに一目惚れして、周りから遊び人だから止めなよって言葉も無視してｱﾝﾀに夢中になったよね。ｱﾝﾀはいつも冷めててそれでもｱﾝﾀを好きでいた。肩に志って彫ってあって元ｶﾉの名前だった。どうして別れたの？とかまだ未練あるの？とか聞いても何も答えてくれなくて
冷めてるｱﾝﾀがそんなに愛した人が羨ましくて、泣きながら消してって言ったよね。
そしたらｱﾝﾀは煙草を目の前で腕に押しつけて、消せないからコレで許せって。笑いながら言うｱﾝﾀ見てて、どうしてってもっと泣いたよね。
それからｱﾝﾀに会うのが辛くて別れを選んだ。
しばらくしてｱﾝﾀの肩に彫ってあったのは死んだ元ｶﾉの名だって知った。そんなに大事に想ってたものを消してなんて言うんじゃなかった。
それから戻りたいって言ってもｱﾝﾀは戻ってくれなかった。
ｳﾁは本当にｱﾝﾀの事が好きだった。冷たくされても、気がつけば優しくしてもらってるｳﾁがいた。いつもｳﾁの事を庇ってくれたし、ｳﾁの事を守ってくれた。
別れてから気がついたよ。どうしてもっと広い心でｱﾝﾀを見れなかったんだろう。って
煙草押しつけたのだってｳﾁの為なのに、ごまかしとしか思わなかった自分が悔しくて。
ｳﾁの気持ち押しつけるだけでｱﾝﾀの事をわかろうとしなかった自分が情けなくて。
あれから８年経ってｱﾝﾀはﾄﾞｺで何してるかわからないけど、絶対にｱﾝﾀの事は忘れないから。
ありがとう。ハル。
IDh./M0pAWGA6
D904i
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