君とすごした3ヵ月
めい
^8/9-10:40
君には2年間の片思い。
学校をよく休むから会えない日はすごく寂しかった。
でも大好きだったから
やっとの思いで告白した。
「好きです!大好きなんです!つきあってください!」
でも君からの返事は
『…俺も好き、でもつきあえない』
なんで?っていうおもいがかけめぐった。涙が出そうな私に君は言ったね。
俺あと3ヵ月しか生きられないんだ
そう言ったよね。
君の病気は治らない。
君が学校をよく休んでたのはそのせいだったんだね。
そういえば君はどんどん痩せてきていたよね。
私はなにもわかってなかった
でも私は
「あと3ヵ月でいい、そばにいたい、支えになりたい」
って強引につきあったよね。
だから3ヵ月間毎日そばにいたよ。君の薬の副作用が激しいときは背中をさすって、君が寝れないときはずっと起きてた。
でも本当に君は死んじゃった。
最後に私にいったよね。
『ごめんな…』って。
そして引き出しを指さして息をひきとった。
次の日引き出しを開けると私宛ての手紙と小さな箱。
手紙にはこう書いてあった。
"俺死んじゃってごめん。
もっとそばにいたかった。
3ヵ月っていう短い間だったけどありがとう。
ここには書ききれないくらい伝えたいことがあるよ。
箱には指輪がはいってる。
生きてる間に渡したかったけど次の彼氏に悪いから渡せなかった。ごめん。
でも良かったら持ってて下さい。
俺が君を愛していた証を。
あと、忘れないで。
俺は今も愛してる。"
君の字は震えてた。
精一杯書いた手紙。
箱を開けると私の誕生石がついた綺麗なシルバーリング。
「……ありがと」
君がいなくなってもう2年。
涙は今でもながれるときがあります。
3ヵ月という短い間だったけどありがとう。本当に幸せだったよ。
今でも君は私のことを愛してくれてますか?
私は愛しています。
この左手の薬指にはめたシルバーリングに誓うから。
Fin
ID/nkq1g420Qg
D905i
▼ソーシャルボタンを押して、友達にも教えてあげよう。
▼泣ける、感動したら
□@カキコミをする
H掲示板TOP