君と描いた物語
砕羽
9/3-03:59
初めて出会ったのは、ファミレスだった。
今でも覚えている。確か、僕がトイレから出た時に、彼女が転びそうになって、僕の服にジュースを溢した…あの日。
君は、ひたすら僕に謝って… 君が一生懸命に謝る姿、今でも覚えている。
その日から、ちょくちょく会う様になって、気付いたら…いつも一緒で…、君といる時間が増えてって、君の事が好きになった。
付き合う様になってからは、一緒にゲームやったり、出来もしないのに料理を作ってさ。
不味かったけど「美味しい」と言われ、喜ぶ君の顔は、とても可愛かった。
こんな日が続くと思っていた。
だけど、違った…。
デートの待ち合わせ。君が遅れてやってきた。信号を渡って、僕の所へ走ろうとした時。
トラックがやってきて、次の瞬間…君は、地面に横たわって。
僕は、君の側に駆け寄り、君の名前をひたすら呼んだ。
小さな手で僕の手を握り「ゴメンね」て、君は言う。
何で謝るんだよ…。
とても悔しかった。肝心な時に俺は無力で…。でも、どうしようもなかった。
病院で彼女は治療を受けた。でも、遅かった。医師からせいぜい２日の命だと言われた。
震えが止まらない…。２日しか生きられないなんて、信じたくなかった。
彼女の元へ足を運ぶ。
部屋に入り、彼女の傍に座った。彼女は、僕が居るのを知ると、小さい口を開いた。
「傍にいて…」
「私、死んじゃうから…。もう、最後だから」
彼女は泣いていた。
「最後だなんて言うなよ。これからも…ずっと…」次の言葉が出なかった。
彼女も何も言わなかった。
暫くして彼女が言った。
「私が死んだら、私より可愛い娘とつきあってね。」
君以上なんかいる訳ないじゃないか。そう思いながら僕は「何でそんな事を言うんだよ」と強く言った。
「サヨナラってこと」彼女は叫ぶように僕にいった
「サヨナラなんて…」
僕は、何も言えなかった。
気まずい空気になり、僕はそのまま部屋から出ようとした。堪えられなかった。
ドアを閉める間際に「ありがとう」という、彼女の小さな声が聞こえた。
その翌朝、彼女は帰らぬ人となった。
彼女が死んでから二年経った。
今から彼女の妹と彼女の墓参りへ行く。
何故か今日は良い天気だ。
まるで、彼女が笑っているかのようで…
皆さんに、お願いがあります。居なくなった人達の事を 時々で良いから…
思い出して下さい。
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[1]名無し
9/5-07:11
実際にトラックで人がひかれたの見たら書けん文章だな
IDAVjFnnSS4m.
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