天国は、どうですか?
はじめ
^8/30-02:01
僕は25、君は23で
僕達は結婚したよね。
結婚してからの生活は、なんだか凄く楽しかった。
だけど…君はいきなり倒れた。
すぐ病院に行って検査を受けた。
結果は、悲しく残酷な内容だった。
"がん" もってあと一ヶ月と、診断された。
君の親は泣き崩れた。
僕は、急に頭の中が真っ白になった。ただ、吐き気がしたのは覚えてる。
それから君と僕は…
ただ、ひたすら病室で喋り続けたよね…。
会社辞めるよ。と言っても
私のせいで辞めたりなんかしないで…
とか強がって言って、自分の責任で他人に迷惑がかかるような事は、一切断ったよね。
僕の生活は、朝早くから会社で働いて、その後病室に行って 君と話し、君が寝たら帰宅したよね。
睡眠時間は3時間くらいしかなかった。
キツかったけど、君が日々堪えている痛みや、苦しみなんかと比べたら
犬の糞みたいなものだった…。
何日かたって、僕は思った。
結婚式以外に二人っきりで撮った写真が、一枚もない。
だから僕はかなり機会音痴だったけど、カメラを買おうと決めた。10万円くらいするやつ。
だから僕はこれまで以上に必死に必死に働いた。
そして給料日がきて、僕は念願のカメラを手に入れた。
しかし君の症状はどんどん悪化していって…喋るのも辛そうになっちゃったよね。
ある日、いつものように病室に行ったら、君は目をつぶっていてベッドに寝ていた…。
まさか…!?って思ってベッドの横にあせって飛び込んだ。
すると君はゆっくり目をあけて、今にも声が潰れそうにこう言った。
「あなた…。私のせいで子供生めなくてごめんね…。毎日…お見舞いにきてくれてありがとう…。けど…私の事はもういいの…。 私が死んだら、もっと綺麗で、子供が生めて あなたといっぱい…」
僕はこれ以上聞く事ができなかった。涙が止まらなかった。
そしてこう言った。
「な、何言ってるんだよ!!大丈夫。まだ君は生きれるから!!大丈夫だから!!
あ、そうだ。カメラ買ったんだよ。写真とろうよ!」
僕がそう言うと、君はニッコリ笑った。
”ピーーーーーーーー”
静かな部屋にこの機械音が鳴り響いた。
6月21日の7時28分。その日その時間に君は、息をひきとった。
君と選んだこの家。僕一人ではせますぎる…。
子供部屋もある。
君より綺麗?そんな女性、この世にいるわけがない。
君はどんな女性よりも美しかった。面倒見もよくて…でも、そんな中にあるときより見せる可愛い所が、大好きだった。
君へ。
僕は元気にやってるよ。
仕事もたまにくじけそうになるけど、がんばってるよ。
時々君のお母さんが来てくれてご飯を作ってくれたりしてます。ホントに君の味そっくりなんだ…。
天国は、どうですか?
僕もいつになるかは分からないけど、そこに行くよ。そしたらまた一緒に暮らそう。ずっと、ずっと…。
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[1]ひなマ
^8/31-00:10
めっちゃ×2泣いちゃいましたャ
感動しましたマ
これから、大変な事たくさん待ってると思うけど、頑張ってくださいヒ
奥さんの分まで精一杯生きてください
きっと、天国で見守ってるはずだから…
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