美樹
吉沢
11/14-01:15
僕が彼女、美樹と出会ったのはもう六年も前の12月のこと。
キッカケは友人の紹介、さばさばしてて顔に似合わず男勝り、正直タイプじゃなかったけど共通の趣味があったこともあって気付いたら付き合うことになってた。
付き合い始めは本当にこの子は女の子？て思うくらい何もかもが雑だったし、よく怒ってばっか。
でも陰では僕に好かれようと一杯一杯努力してたの一度も触れなかったけどちゃんと僕は知っていた。
それからなんだかんだあったけど付き合いも三年目を過ぎお互い『結婚』を意識し始めなにもかもが上手くいっていた11月のある日・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 『美樹ちゃんが大変なの・・・』
僕の携帯に美樹の同僚で僕も何度か会ったことがある恭子ちゃんからの突然の連絡・・・・。
とりあえず事態も把握出来ずタクシーに飛び乗った。
とりあえず恭子ちゃんには『病院に向かって』と言われた。美樹は仕事の休憩中いきなり胸を押さえて倒れたらしい・・。
救急車で一緒に来た恭子ちゃんはかなり動揺してて美樹の名前をずっと呼んでた。
僕も何が何だかわからないまま病院のソファーに座ってた。
２時間くらいして県外に住んでる美樹の家族も病院に着いた頃、医者が僕らの元に来て・・・・・
『かなり危険で予断を許さない状況です』
と、説明された。
？？？危険？予断を許さない？確かにの美樹は『ちょっと胸が痛い』とか最近言ってたけど、まさかそんなに悪かったとは思ってもみなかった。
それからどれくらい時間がたった頃か、その日始めて会った美樹は寝てるようだった・・・・いつもの寝顔と違うのは全くと言っていいほど温もりが感じられないほど・・・・・・冷たかったこと・・・・・・・。
大分、時は経つけどどれだけ泣いたかな？あれからというもの。
・・美樹はもういない・・・・・・。
何もできない自分が悔しくて悔しくてたまらなかった。
後悔も一杯した。もっと一緒にいたかったから。
そして後、半月ちょっともすれば美樹の命日。またこの時期が来た・・・
美樹・・・また美樹の墓前に好きだった午後ティーとチョコのお菓子お供えに行くね。そしてまた墓前で泣いちゃう僕だけど天国で見てたら許してね。もう隣にはいない美樹だけど・・・・・・・
『今も君のことを心から愛してます。』
ID/3n7auPCrnE
921SH
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