待ち続けて…
なつ
10/31-23:34
もう四年…
貴方は来てくれません
忘れてしまったのかな…
私は忘れない
あの日貴方が言ってくれた言葉…
『来年の今頃、お前が20歳になったらまた一緒になろう』
泣きながら別れたあの日…
18歳の夏、貴方と出会った。
初めは私の一目惚れ。
運良く連絡先を交換し、数日後にある花火大会へ一緒に行く約束をする事が出来た。
花火大会当日、少々人ごみが苦手な私の手を握りしめ誘導してくれる貴方に私は一層惹かれていった。
それから二人で過ごす時間が増えていき、お互いに付き合う事を意識し始めた頃、私の誕生日がきた。
貴方は私が欲しがってた香水と指輪と…私と一緒に住むために私に隠れてコッソリ借りてくれたアパートの鍵をプレゼントしてくれた。
『大好きだよ。これからも一緒にいよう』
貴方からのプレゼントや言葉…涙が出るくらい嬉しかった。
それから二人での生活が始まった。
お互いに仕事が休みの日には二人でキッチンに立ち、料理本を見ながら二人で色んな料理を勉強した。
二人でゲームしたり二人で大掃除したり…
楽しくて幸せな日々を送ってる中、また新たな幸せが飛び込んできた。
新しい命。
貴方と私を繋ぐもう一つの絆。
二人で病院へ行き、二人でお腹をさすりながら幸せを噛みしめたね。
でも…そんな幸せは長く続かなかった…
貴方と私の結婚にお互いの両親は猛反対。
理由は…私がまだ若いから。
私は19歳。
貴方は23歳。
私…
親の承諾がないと結婚出来ない歳…
どんなに説得しても祝福してくれない両親…
あと２日でお腹の子供が６ヶ月になると言う日に…堕胎をさせられた。
母親に病院へ連れて行かされ、意味も分からないまま手続きをさせられ緑の服に着替えさせられ台へ寝かされ…意識を失っていく私。
突然、猛烈な痛みで目を覚ました私。
『やめて』
叫んだと同時にマスクをさせられ再び意識を失う私…
次に目を覚ますと泣いてる貴方がいた。
何が何だか理解が出来ない私…
翌日、診察室へ呼ばれ医師の説明を受けた。でも…何を話したか覚えていない。
12月７日PM5時26分
身長13ｾﾝﾁ
体重200ｸﾞﾗﾑ
心配停止状態の
男児出生
入室時、カルテに書かれた現実を見た私には医師の説明なんかいらなかった…
赤ちゃんは生まれたんぢゃなくて…無理やり出されたんだよ…
言い返す気力もなかった
それからは
貴方との時間も失った。
何度も迎えに来てくれた貴方を私の両親は門前払い。
私も貴方に会いたくて何度も家を抜け出した。
でも、貴方の家に着くと貴方の両親に門前払いされる私…
お互いの友人を通してやっと再会出来た時に貴方が言ってくれた言葉。
『来年の今頃、お前が20歳になったらまた一緒になろう』
二人とも泣きながらサヨナラしたね。
あれから四年…
私、もう大人になったよ。
貴方がいつ来てもいいように実家を離れ貴方との約束の場所の近くに住んでるよ。
貴方はいつ来てくれるのだろう…
きっといつまで待っても来ないだろう…
風の噂で聞きました。
貴方が結婚し、子宝に恵まれた事を。みんなの祝福を受けた事を…
それでも私は待ちます。
赤ちゃんの五年忌になる今年の命日までは…待たせて下さい。
年が明ければ…私は前を向いて歩いて行きます。貴方を思い出へと変えてみせます。
だから…それまでは貴方を好きでいさせてください。
愛しき人よ
幸せであれ
IDkPD2CJ73EXk
F905i
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□①カキコミをする
[1]名前がないよ
11/4-01:38
結婚前のセクスはゴム着用が当然だろ(*｀Д´*)
結局、その元彼って、女扱いはうまいが実際女に対して思いやりのない男だったて訳だよ。
ガキできたら結婚すればいいとかなんて子供に対して失礼だろ(*｀Д´*)
ID/GGnbDIU8Tk
au
[2]名無し
8/10-22:08
きっと時間がたてば思い出に変わりますよ。そして貴女の言う通り 前を向いて歩いて行って下さい。
IDX9.iXGh4Kzg
W53K
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