涙のホワイトクリスマス
達也
^3/29-17:36
今日はクリスマスォレの彼女、彩の命日だ。
2年前の今日ォレは病院にいた。彩は肺炎で余命が半年と宣告されていた。もちろん彩には黙っていた。今日はクリスマスということで先生に外出許可をもらった彩は精一杯おめかししてォレを待っていた。ォレが病室のドアを開けると彩が飛びついてきた。「行こ☆」この時の彩の笑顔かわいすぎてヤバかった(/△\)
ォレと彩は手をつないで彩が行きたいと言った水族館にむかった。
水族館にはいろんな魚がいた。彩は子供みたいにはしゃいで、ォレは、はしゃいでる彩に「ムリすんなよ」と注意をする。まるで兄妹だった。
彩はペンギンのところで止まりなぜか悲しそうな顔をしていた。彩はペンギンを見ながらこう言った。
「あたしさあもう長くないんでしょ??。達也の姿見てたら分かるよ。だってあたしが寝ている時いつもあたしみて泣いてんぢゃん…ごめんなって言って。あたし病気なんかより達也の悲しい顔見る方が何倍も辛いんだよ。だからあたしのコトで泣かないでよ。あたし達也のコトむっちゃ好きやで!!できればずっと一緒にいて、病気なんか吹っ飛ばして達也と結婚したい。結婚したらたくさん子供産んでさ暖かい家庭にするんだ。ずっと幸せな家庭で…」彩は泣き崩れた。ォレは彩を抱きしめた。「イヤだよ。あたしまだ死にたくないよ。助けて…」ォレもただ泣きながら「何もしてやれんくてごめんな」としか言ってやれなかった。ォレは彩を連れて願いが叶うという神社に行った。ォレは心の中でこう願った。
「神様ォレはどうなってもいいから彩だけを生かしてあげてください」と、気がつけば6時半だった。門限は7時だったので病院に戻ることにした。病院に戻るとき雪がふってきた。わあ雪だあと言ってはしゃぐ彩にキスをした。彩はびっくりして口が開きっぱなしだった。だんだん恥ずかしくなってきたォレは彩の手を引いて病院に向かった。病院についた彩はいつものスウェットを着て寝ていた。安心したォレは彩の父と母に今日はもういいよと言われたので帰ることにした。
家の前に着いたとこで携帯に電話がはいった。
着信:彩
ォレは電話にでた「もし〜どうした彩??」電話をかけたのは彩ぢゃなく彩の母だった。「達也君…彩が…」ォレはまた病院に全力疾走で戻った。彩の病室に看護婦が入っていくのが見えた。病室を開けたら彩が酸素マスクをして苦しそうにしていた。彩…
先生は彩の父の所にいき首を横にふってこう言った「最後くらい彩さんの側にいてあげて下さい」彩の母は泣き崩れていて父も泣き崩れた。
ォレは彩の手をにぎった。ォレを見て彩はこう言った。「棚の二番目あけて…」そう言った後彩の心電図が0をさした。彩は静かに天国に旅立った。ォレは彩の言ったとおり二番目の棚を開けた。そこには手編みの手袋と一枚の手紙がはいっていた。「あなたは幸せでしたか??あたしは幸せでした。」とたった一行だけ書いてあった。ォレはその手紙を見て泣いた。
「なんでだ神様なんで病気は彩を選んだんだよ。彩がなにしたっていうんだよ。さっきォレは どうなってもいいから彩を生かしてくれって言ったじゃねえかよ…なんで彩を連れてくんだよ彩を…彩を返せよ…」ォレはそう思った。
ォレは毎年のクリスマスは彩のお墓に彩が編んでくれた手袋をしてお参りに行っている。
彩へ
天国で元気にやってるか??彩のコトやからまた子供みたいにはしゃいでるんだろうな ヮラ
彩手紙で幸せでしたか??って言ったよなォレはむっちゃ幸せやった彩という人に出会えて、彩を愛して、彩に愛されて。ォレ彩のコトずっとずっと好きだから。
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