思い出
サリナ
^5/16-15:38
最初怖い人だと思った
呼び出された時
ホントに怖くて.
仕方なく付き合った.
だけど君の優しさは
スグに分かった.
守ってくれる強い君を
どんどんスキになった
学校サボッて
会いにゆくのも
家をコッソリ夜中
抜け出すのも
平気なくらいスキになッた
君は卒業してゆく
1週間前...
喧嘩になった.
寂しくて悲しくて
喜べなくって
もう一緒には帰れない
もう授業サボる意味ない
考えれなかったんだ
君は学校に来なくなった
あと1週間なのに.ばか
卒業式の前日
君が廊下を
歩いてるのを見た
もう学校終わってるのに
今来たの?
あたしは隠れてしまった
卒業式.当日は雨
君は真っ白な特攻服
髪は金々で...一度も
目が合う事はなかった
卒業式が終わって
雨もあがって
君はいろんな人と
写真を撮って
あたしが入る隙間はない
カメラをカバンに隠して
ホントにこれで
終わりだと思うと
涙が出てきた.
「なに泣いとんや?」
振り返ると君がいた
目が点って感じだった
「写真撮ろ」
君の優しさが
又泣けてきて
その写真のあたしは
泣き顔で悲惨だった(汗)
真っ白な特攻服の
ズボンが汚れてて
息を切らしてて
大切な制服なのに
水たまり関係なく
走ってきてくれた事が
嬉しかった.
見ててくれた事が
嬉しかった.
君は仕事.
あたしは学校.
それぞれ違う道
いつも守ってくれた
強い君だったけど
弱い君を知ったんだ
いつの間にか
離れたんだね.
あれから5年.
時々君を街で見かける
もう目も合わない
奥さんと子供と
手を繋いで歩く君.
ホントに君がスキでした
て思うくらい許してね
イイ思い出になったからさ
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P903i
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