たった一度のわがまま続2
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^3/29-16:11
その神社は恋愛や縁結びに関しての神社だった
縦の細長い紙に好きな人と自分の名前を書く。最後に願いを書く。その紙を神社の前にある大きな木の枝に結べば願いが叶うというもの。
それを聞いた俺はいそいで神社へむかった。神社はたくさんの木に囲まれていた。決して大きな神社ではないけれどなにか不思議な空間だった。そこにとても大きな木があった。木でできた階段がありその上にたくさんの紙が結ばれていた。ふとお前の香りが感じられた。真っ白な紙だった。きれいな折り目で枝に結ばれておりすぐにお前のだとわかった。俺はその紙をほどき神社の裏側の誰も行き来しないところに腰掛けた。静かに紙を広げた
勇 美沙
私は勇に大変なわがままを言ってしまいました。それは勇の心がしりたくて言ったことで勇には私の心がとどきませんでした。あの一言にとても後悔しております。一晩中泣いてしまってその声で電話もできませんでした。でも私は勇のことが大好きです。
今度は私から告白してみようと思います。どうかこの思いが大好きな勇へ届きますように。
足下から首までなにかが込み上げてきた。それが顔に伝わり涙とかわった。けれどグッと抑え手紙に告げた
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