絶対に忘れないから
ノヴァ
4/12-22:12
昔付き合っていた人の話です。
その人とは高1から付き合っていました。
色々喧嘩もしたし、大変だった。
でもそんなことがあって、お互いのことを
お互いが理解できた。
高校も一緒に無事卒業。
将来の約束もした。
でも、ある日自分が結核ということが分かった。
だから、治療のために入院した。
一ヶ月もたたないくらいで完治した。
入院中も、あいつはいつも来てくれた。
軽い症状だったから、移る心配はなく
笑っていた。
そんな日がずっと続いて、自分もはやく退院して
あいつと一緒になれると思っていた。
でもまいにち来てくれていたあいつが
突然こなくなった。
正確には、これなくなった。
自分は退院した。
そして知ったんだ。
あいつの死を。
来なくなった日に、交通事故で。
あっけなく自分の目の前からいなくなった。
あいつの両親から手紙を渡された。
「一緒になれなくて、ゴメンな？
今までホントに楽しかった。
元気になって幸せになってくれ。
俺が幸せにしたかったけど、
今じゃできない。
俺の分まで、生きて幸せになってくれ。
今までありがとう。」
こんなことが書かれていた。
手紙はあいつの直筆で、文字がだんだん薄くなっていっていた。
ありがとうも、ゴメンもいらないから
もっと一緒にいたかった。
大好きだった。
死を知らされたときはなけなかった。
でも手紙を見たとたん、涙があふれた。
今でもずっと大切にとってある。
あいつとのメールも。
あいつを忘れないように。
あいつとの思い出も、全部全部大切に。
最後の約束を果たすまで、ちゃんと生きて
幸せになる。
あいつの姿は見えなくても、心はちゃんとあるから。
「約束守るからね。
そしてありがとう。絶対に忘れないから。
約束を果たすまで、待っててねっ。」
そういった。あいつの墓の前で。
皆は絶対にこんなことにならないように
願います。
読んでくださって、ありがとうがさいました。
IDnB5frZrypgo
PC
▼ソーシャルボタンを押して、友達にも教えてあげよう。
▼泣ける､感動したら
□①カキコミをする
⑨掲示板TOP