あーくん
私には、３才上の
お兄ちゃんがいる。
バカでのろまで
なにやってもなんか
ズレてて、役立たずで
ガキで、苛々する
お兄ちゃんだけど
私は、兄弟喧嘩を
したことがあまりない。
私が泣くと、お兄ちゃんは
折れてくれる。
昔から、私を大切にして
可愛がってくれたあーくん。
小さい時、私は雷が
怖くて、怖くて
雷が鳴ると泣きまくっていた。
私の両親は共働きで
家にいなくて、私は
一人で家にいた。
そんな時、電話が鳴った。
とにかく怖くて、
だれかの声が聞きたかった。
｢もしもし…｣
｢みゆ(私)?大丈夫か??
今から帰るから寝てろ?
雷なんか怖くねからな?｣
と、お兄ちゃんからだった。
お兄ちゃんは当時小３くらいで
友達と遊んでいた。
遊んでるにも関わらず
帰ってきてくれた。
傘持ってなくて
びしょ濡れで…。
昔から、私は可愛がられて
欲しいものは、なんでも
買ってもらって
お兄ちゃんは、買ってもらえなくて
いつも我慢して。
それでも、お兄ちゃんは
私を大切にしてくれる。
そんな優しいお兄ちゃんに
私は、いじわるをする。
それでも、私を大切にしてくれる。
塾の帰りが10時すぎて
親が迎えにこれない時は
お兄ちゃんが来てくれる。
｢みゆ一人じゃあぶねーぇ｣て。
お小遣が4000円で
洋服と遊びに使う私に
必ずCDとDVDを貸してくれる
お菓子とか買ってくれる。
お兄ちゃん大学行きたくて
私は私立の高校行きたくて
でも、お金に余裕がなかった。
私が私立を辞めればいいのに
お兄ちゃんは
｢みゆ、私立行け。
俺、就職する～。大学とかﾒﾝﾄﾞｲ｣
って、でも聞いちゃった。
友達と一緒の大学行きたかったんだね。
わがままな妹でごめんね。
全部、みゆの言うこと聞いてくれて
みゆを大切にしてくれて
ありがとう。
ままに、洋服買ってやれよ
遊び行く金出してやれよ。
っていつも言ってくれて
ありがとう。
家族から、邪魔物に
されてるお兄ちゃん。
でも、みゆはお兄ちゃんの
見方でいる。
今度は、みゆがお兄ちゃん
助けるから。
結局、就職決まったけど
みゆの学費、お兄ちゃんに
使ってもらうから。
やりたかった、スノボ
やってね??
欲しかった服買ってね??
お兄ちゃん、ありがとう。
自慢のお兄ちゃんだよ。
兄妹愛を感じた
感動しました
結局は兄は頭悪くて国立行けない
妹もバカだから公立落ちて私立
結局はバカの話で泣けないです
ヤバい、泣けました
