その警官は優しく､僕の話を聞いてくれた｡
｢何才だい？｣
もうすぐ５才です｡
｢お父さんは､何時に帰って来るんだい？｣
僕は､ハッキリわかりません｡ｯと答えた｡
すると若い警官が､｢それでは帰れないぞ｣ｯて脅すように言う｡
もう１人の警官も､｢保護者なしでは･･･｣ｯと優しく説明してくれた｡
じゃ〜僕はどうなるんですか？ｯと､優しく接してくれる警官に聞く｡
誰か身元引受してくれる人を探すよう言う｡
親類は？･･･僕の知る限り近くにいない？
僕が接する､大人の人は学校の先生と､家の前に１人住む･･･オジサンだけだった｡
僕は学校の先生に知られたくない事もあり･･･
前のオジサンは駄目なのか､警官に聞いてみる｡
警官は､そのオジサンとの関係を問う｡
ハッキリ言って何の関係も名前も知らない？
僕は､優しく話してくれる警官に､家に残る妹の様子が心配な事を告げる｡僕は咄嗟に､妹は体調が悪いことにした｡
慌てるように警官は､僕を家に送ってくれた｡
警官動向ですが･･･
僕は家の中を手探りではあるが､スムーズに居間に到達する｡警官は､現状が理解できておらず､電気を探している｡
見つけたスイッチも役にたたない事を知り懐中電灯を取りに戻る｡

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